登記用紙と同一の用紙とは?

 「登記用紙と同一の用紙」とは、法務局に備え付けられている登記簿のファイルに収納され、謄本などに利用される非常に重要な書類です。

 記載する内容は、これまでに作成した定款や発起人会議事録などで決まっている事項をそのまま記入するだけです。ただし、間違いは絶対に許されません。一字一句を正確に書き写してください。少しでも違うと登記を受け付けてもらえませんので。

あなたの会社の管轄法務局はどちら?

〜コンピュータ庁と非コンピュータ庁〜

 近年、事務手続きがコンピュータ化されている法務局が増えてきています。都市圏の法務局はほとんどが事務処理がコンピュータ化されている『コンピュータ庁』です。

 コンピュータ庁では「登記用紙と同一の用紙」に替わり、「OCR用紙」を使用します。記載すべき事項はどちらの場合でも変わらないのですが、記載方法が全く異なってきますので、登記書類を作成する前に登記申請する法務局に「コンピュータ化されているかどうか」を必ず確認しておきましょう。

 このHPでは「OCR用紙(コンピュータ化されている)」を例に挙げて解説しています。

OCR用紙記入についての注意点

  1. 手書きは不可。ワープロ又はタイプライターを使用する。
  2. 使用するインクは黒色系のものを使う。
  3. 文字の種類・文字の大きさは同一のものとする。途中で大きさを変えない。なお、文字の大きさは10.5〜12ポイントの大きさを使用します。
  4. 一行あたり35字で記載する。35字を超える場合は次行に記載します。
  5. 資本の額など数量については「兆・億・万」を併用したアラビア数字を使用する。「千」や「,(カンマ)」は使用しない。
  6. 商号(名称)、本店や支店の住所、氏名などを記載するときに、「空白(スペース)」を入れない。

         藤井達弘
       ×  藤井 達弘

以上の決まり事を守るようにします。

OCR記入の見本(取締役会設置会社の場合)

株式会社設立書類(OCR用紙見本)
  1. 商号を記入します。(この部分は手書きでも構いません。)
  2. ページ数を記入します。「1/2」とは「2枚あるうちの1枚目」という意味です。ここも手書きでもOKです。
  3. 商号を正確に記載してください。「株式会社」を(株)と書いてはいけません。
  4. 本店所在地も正確に記載します。
  5. 「公告の方法」を定款の条文どおりに記載します。定款の第4条ぐらいに記載されています。
  6. 定款第2条の目的を記入します。文字の表現は、定款の記載と一致させてください。
  7. 「発行可能株式総数」「発行済株式の総数」「資本金の額」など、この部分は定款の記載内容と一致させます。
  8. 「株式の譲渡制限」に関する事項を定款の条文どおりに記載します。定款の第7条ぐらいに記載されています。
  9. 「役員に関する事項」ですが、
    1. 代表取締役になる取締役の氏名
    2. 他の取締役の氏名
    3. 代表取締役の住所・氏名
    4. 監査役の氏名
    の順に記載します。
  10. 法人代表印を押印します。
 株式会社設立書類(OCR用紙見本)
  1. 取締役会及び監査役設置会社である旨を記載します。
  2. 登記記録に関する事項は「設立」と記入します。

 甲子園法務総合事務所では、会社設立に関するコンサルティング・会社設立書類の作成だけでなく、司法書士との提携により「会社設立登記」の手続も完全代行しております。設立前の諸準備から類似商号調査・定款認証・登記申請(提携司法書士が担当します)まで依頼者に代わり完全代行。もちろん「登記用紙と同一の用紙」もこちらで作成いたします。あなたの手を煩わせるようなことはありません。ぜひ当事務所の設立サービスをご利用下さい。

会社設立の御依頼はこちら
◆御依頼はこちら
弊社に依頼するメリット
会社設立費用・価格表
会社設立依頼はこちら
会社設立無料相談はこちら
依頼に関するQ&A
会社用印鑑販売

◆会社を作る前に・・
起業・独立・開業セミナー
会社についての基礎知識
会社の種類
会社設立のメリット
会社設立のデメリット
株式会社のメリット・デメリット
合同会社のメリット・デメリット
会社設立Q&A

◆株式会社の作り方
株式会社設立方法

◆合同会社の作り方
合同会社設立方法

◆NPO法人でも起業・独立・開業は可能です
NPOで起業・独立・開業
NPO法人で起業・独立する際のメリット・デメリット
NPO法人の利用方法
NPO法人の作り方
NPO法人何でもQ&A

行政書士甲子園法務総合事務所 代表
    【藤井 達弘】
会社設立はお任せ下さい
起業支援コンサルタントとして皆様の会社設立をバックアップいたします。
詳細プロフィールはこちら

弊社執筆記事掲載雑誌
日本実業出版社の「経営者会報」に4ページにわたり、適正な資本金について執筆いたしました。

女性起業家応援マガジン「Born to win」
女性起業家や起業家のたまごなど、頑張る女性を応援するマガジン『Born to win』に掲載されました。